I Like QUEEN History Tour Map Album Film Book Stage other 新着 雑誌【MUSIC LIFE 増刊号】 雑誌【その他】 書籍 写真集 その他 scene 1998 QUEEN 伝説のチャンピオン 立川直樹著 1979年7月10日 日本音譜出版社 定価980円 前半は来日時のインタビュー、後半は'68〜'79年までのヒストリーでまとめられています。 前半は来日時のインタビューと日本ツアーの模様が克明に記録されています。QUEENのリハーサル風景を載せている資料って貴重です。 後半のヒストリーも、ツアーの模様を克明に取材されているのでこれも貴重な資料でしょう。 この本は、御三家狩りを経験したの無二の親友より提供して頂きました。 「これは、お前が持つべき本だろ…」 友情に乾杯!! QUEEN全アルバム解説 PETER.K.HOGAN著/中村美夏訳 1994年12月14日 シンコーミュージック・ムック 定価700円 タイトル通り全アルバム(MADE IN HAEVENを除く)の解説本です。 しかし、書かれている内容はアルバム解説というよりもQUEEN History的要素が色濃い内容です。スーツの胸ポケットに入る程の小さい本にも係わらず、内容は濃いです。年代もかなり正確に取材されていますし、他書籍には記述されていないエピソードもあり、読みごたえ十分です。手軽な大きさのため僕はこの本を鞄にいつも入れています。通勤途中などに何度も読んでいますから、もうボロボロなんですよ。 地球音楽ライブラリー ＱＵＥＥＮ 和久井光司著 1996年11月25日 TOKYO FM出版 定価1,400円 QUEEN,Freddie,Brian,Roger,John,etc.... とにかくQUEENに関連するありとあらゆるLP,Single,CD,VIDEO,LDの解説本です。 スーツの内ポケットに入る大きさの本にも係わらず、取材内容は物凄い量です。これは本にするよりもデータベース化した方が遙かに便利なほどの情報量です。内容も単に収録曲の紹介だけでは無く、各収録曲についてのコメントやエピソーゾなどが含まれていて、非常に参考になりました。 Freddie Mercury 華やかな孤独 リック・スカイ著/中村美夏訳 1992年11月5日 シンコーミュージック 定価1,600円 私のは1995年7月14日 第4版です。 Freddie Mercuryという一人のアーティストを取り上げた本です。 彼の生い立ちやインドの寄宿舎での生活、ロンドンでのアートスクール時代、QUEENのボーカリストとしての彼を様々な角度から取材しています。 他書籍と違ってこの本の面白いのは、とにかく色々な角度から彼を捕らえている文章です。単なるロック・ミュージシャンのヒストリー本ではないところが面白かったです。 フレディ・マーキュリーと私 ジム・ハットン著/島田陽子訳 1994年12月25日 Rockin'On 定価1,800円 Freddieが晩年生活を共にした"彼氏"の書き下ろしです。 この本が発売された頃は賛否両論でした。たしかにこの本の内容は暴露本らしくFreddieのプライベートな部分まで赤裸々に綴られています。また本人の記憶に頼る部分も多く、日時や場所など曖昧な部分や間違っている箇所もあります。でもFreddieがエイズに冒されてからの話は、暴露本とはいえ胸が詰まりました。 とりあえず、この本によってFreddieの最後を見届けられたことは意義のあるコトだと僕は思っています。 QUEEN果てしなき伝説 Jacky Gunn&Jim Jenkins著/東郷かおる子訳 1995年11月30日 扶桑社 定価1,980円 唯一のQUEENが認めるOfficial本です。 メンバーの生い立ちから出会い、QUEENとしての活動、そしてFreddieの死までを綴ったHistory Bookです。 メンバーが協力したというコトもあり、かなり深く取材しているようです。当時の雑誌のインタビュー記事と照らし合わせてもほぼ正確な取材内容だと思います。 この本も何度も何度も繰り返し読みました。 NEW RUDIE'S CLUB vol.28 特集クイーン自由への旅立ち 2000年6月28日 シンコー・ミュージック 定価1,143円(税別) QUEENを愛する多くの人達が語るQUEENへの熱き想いがいっぱい込められています。 Gueenの西脇氏をはじめ、"Queen Ring Japan"に参加するお馴染みのオーナー達が語るQUEENへの愛情、みんな同じ境遇だったのね。同じ時代を過ごした大人の人達にも、フレディの死後ファンになった人達にも読んでほしい。 何もかもフレディの死に結びつけることは愚弄なことです。QUEENのアルバムは彼が生きていた時代の作品なんです。 そして、一番大事なことがあります。QUEENは彼のワンマン・バンドではなかったということです。 QUEENを語るにはフレディの存在は大きいです。しかし、彼一人ではQUEENは語れません。 QUEENはフレディ、ジョン、ブライアン、ロジャーが揃ってQUEENなのです。 このことを忘れてはいけません。 とにかく読み応え十分過ぎる内容です。 CDジャーナル別冊STRANGE DAYS NO.16 特集フレディ・マーキュリー＆クイーン 2000年12月22日 音楽出版社 定価980円 年の瀬で慌しい新宿の雑踏の中、見なれたジャケットが表紙を飾る雑誌がウィンドウ越しに目に飛び込みました。 フレディのソロ・コレクション発売に伴い、１２ページに渡り組まれた特集です。 フレディ・ストーリー、ソロ・コレクション解説、クイーン全アルバム解説、ソロ・シングル解説が簡潔に説明されています。 ビートルズのベスト盤がリリースされた影で、静かにフレディの再評価が高まっています。 発売元の大々的なプロモーション活動が無いにも関わらず、一般新聞や雑誌が取り上げてくれる。 時代は確かに変わりましたね。 Freddie Mercury 華麗なるボヘミアン・ラプソディ ピーター・フリーストーン著/田中雅子訳 2001年09月04日 DHC刊 定価1,800円(税別) 長年フレディのパーソナル・アシスタントを勤めたフィービーが書いた本です。 書かれている内容は主に80年以降でフレディの様々な一面を捕らえています。ツアーでの様子、レコーディング時の様子、当然、彼のゲイとしての生活や晩年の姿も克明に描かれています。これもジム同様暴露本と捕らえるかはファンのスタンス次第でしょう。下手をすると若いファンには受けきれない人も多いかな。素人の側近が書いた本は克明ですが、ある意味偏ったり無意識な偏見で描かれている場合が多いですから、この本だけで「素」のフレディを理解するのは無理というものです。 原本は数年前に英国で出版されていたのですが、突然2001年になり翻訳版が出ました。きっと「スパースター伝説」というシリーズ本刊行で白羽の矢が当たったのでしょう。 それにしても、ジムの本の表紙の写真と同じなのは意味があるのだろうか… FILE SERIES 02 QUEEN クイーン・ファイル ROCK JET編 2002年2月20日発売 シンコーミュージック 定価3,000円(税別) ハッキリ言って2000年6月28日 出版された「NEW RUDIE'S CLUB vol.28 特集クイーン自由への旅立ち」の改訂版ですね。「クイーン・ファイル」というタイトルからライブラリ的な内容かと期待していたのですが… 内容はクイーン ヒストリー／年表／全作品解説／関係者インタビュー／クイーンと私 とNRCの企画を踏襲したもので、新鮮味に欠けるのは否めません。が、クイーンを知らない若いファンには読み応えあると思います。(でも値段を考えるとNRCのバックナンバーを取り寄せる方がお徳かなァ(^^ゞ)とはいえ、オールドファンやバンド経験者には興味深い記事も載っています。グイーンのリーダー西脇辰也氏が解説するクイーンサウンドの話と、全日本公演の舞台監督を務めた笠原正樹氏の話が聞けただけでも\3,000円の価値はありました。個人的には、後期全てのアルバムをプロデュースしたデヴィッド・リチャーズのインタビューは非常に興味深いものでしたが、QUEEN名義の曲の作者を聞き出した部分は遺憾です。 シンコーミュージックよりP77〜P85の年表訂正が出ています（PDF） クイーン詩集【完全版】 2002年4月9日発売 シンコーミュージック 定価3,400円(税込) タイトルの【完全版】のとおり、全アルバム＆カップリング曲から全１５１曲、あくまでもクイーン名義の曲に拘った詩集です。従って、ソロ作品のリメーク版は対象外という拘りはお見事。日本の場合、クイーンの音楽は、どうしてもサウンド優先になりがちですが、この詩集でクイーンワールドに浸り、改めて詩とメロディを絡めてアルバムを聞き直してみることで、新たな発見が見つかるかも知れませんね。訳詞の世界では有名な山本安見氏が既に手がけた曲も含めて訳詞直した本書を、一気に読むのは勿体無い。静かな空間でじっくりと読み返し、行間に込められたメッセージを読み取るのがいいのでは。改めて文字として読み返すと、晩年のアルバムは現実を訴えているようで辛いものがあります。あくまでも、詞の世界と割り切るにはまだまだ時間がかかりそうですね。それにしても1984年にシングル・リリースした「THANK GOD IT'S CHRISTMAS」が未収録なのは何故？ロジャー＆ブライアンによる正真正銘クイーン名義の曲なんですけど… ロックジェット　クイーンオペラ座の夜 2003年9月21日発売 シンコーミュージック 定価1,200円(税別) クイーン特集というよりも、4作目「A NIGHT AT THE OPERA（邦題：オペラ座の夜）」に特化し、様々な角度から分析した内容です。特に遠藤氏による「オペラ座の踊る道化師フレディ・マーキュリー」は力作です。非常に面白く、"ボヘミアン・ラプソディ殺人事件"やマルクス映画"オペラは踊る"を見直すと「なるほど！」と思わず頷いてしまいます。また、グイーンの西脇氏による”オペラ座の夜”全曲解説も読み応えあります。グイーンのバンド活動のいきさつなどを織り交ぜながら、音楽知識の薄い私にも非常に分かり易く、特にコーラス部分の解説は目から鱗です。是非、この解説を読みながらオーディオやヘッドフォンでアルバムを聞いてみて下さい。 KAWADE夢ムック　総特集　ＱＵＥＥＮ　伝説のチャンピオン 2003年9月30日発売 河出書房新社 定価1,143円(税別) ムック本だと甘く見ない方がいい。クイーン世代のファンにも若いファンにも十分期待に答え得る内容です。'99年のインタビュー翻訳とはいえロジャー＆ブライアンの証言を盛り込んだヒストリーは承知の事実でもついつい引き込まれます。また、グイーンの波多江氏、井口氏、山田氏によるクイーン・サウンドの分析もユーモアを交えながら分かり易く、ライブで再現しているだけあって強い説得力があります。残念なのは「日本でのクイーン神話の検証」です。比較対照の無い数値や取材だけの検証では説得力に欠けます。面白い企画だっただけに残念。そのぶん、和久井氏による２つの評論はどちらも共感を覚えるファンが多いのでは？ QUEEN of the DAY 2004年04月30日発売 扶桑社 定価1,680円 世界で一番最初にクイーンを認めた日本、その人気の仕掛け人である「ミュージック・ライフ」の元編集長・東郷かおる子さんによる回想記録です。無名だったクイーンとの出会いから著者が担当したインタビュー再掲とそれらインタビューの逸話を織り交ぜて、4人の以外な一面を紹介しいています。クイーンとMLとの関係だからこそ実現したインタビューや他では聞けない話など興味深い内容が語られています。ML読者だった世代にも、全く知らない世代にも楽しめる内容であり、再発見する箇所も多々あり一気に読み終えてしまうでしょう。と、ここで終わらないのがこの本の凄いところで、別なストーリーが綴られています。当時の回想話はクイーンと著者との関係の話だけに留まらず、「ロック」という不良が聞くジャンルが世界を動かす巨大なショービジネスになるまでの変動、産声を上げたばかりの日本の音楽産業や関係業界がどう変化し、リスナーもどう変貌していったかが、第一線で活躍する雑誌記者の当時の日記からリアルに語られています。そういう意味ではクイーン本というよりも貴重な本ではないでしょうか。 クイーン 2004年07月01日発売 ストレンジデイズ 定価2,000円 色褪せたジャケットが懐かしい「オペラ座の夜」の表紙で始まる本書は、全編オールカラーによるクイーンと各メンバーのディスコグラフィの解説本です。それにしても、よくこれだけのネタを集めたというか、個人所有であれば「恐るべし、コレクター！」 と、こういう資料を読んで喜ぶのはごく一部のコレクター＆マニアであり、普通の解説本はここで終わりです。しかし、資料の合間に綴られている8人の著者の解説で、この本は今までの解説本とは一味違う多くのクイーンファンでも楽しめる内容となっています。今まで「クイーンとは」なんて愚問と思っていましたが、リアルタイマーとして普通のファンとして、一度考えたくなる考察だと思います。それにしても、こうして冷静に分析されると、歴史とは定められた運命に従って動いているようであり、その瞬間に立ち会えたことは、ファン冥利に尽きるんですねぇ… 国歌になったクイーン 2005年10月31日発売 牧歌舎 定価1,200円 + 税 2002年にNHK BS2で放送した「世紀が刻んだ歌２　ボヘミアン・ラプソディ殺人事件」の中で紹介していたルース・ドックレーによる、クイーンの音楽がなぜ英国民に愛されているのか音楽的に分析した論文の翻訳本です。「なぜ彼らの曲はスタジアムで国歌のように大合唱されるのか」この疑問に対する答えを音楽理論から導き出しています。いい音楽に理屈も屁理屈もありませんし彼らが意識していたかは別として、理論的分析による曲の解説は面白い試みだと思います。とはいえ、正直物足りなかったのが実感です。 特にコーラスパートの分析で３人が高中低に分担しているというのは違う気がします。国歌並みに歌われる理由に絞った論文なのでメロディ中心の論文は仕方ありませんが、もっとクイーンサウンド全体を掘り下げた分析を展開して欲しかった。 クイーン・オペラ座の夜　改訂新版 2005年11月23日発売 宝島社 定価2,500円 + 税 残念ながら、クイーン再来日ブームに便乗したものとしか思えませんでした。 最初から最後まで間違いが続き、読む気が失せます。著者がいかにクイーンが大好きなのかは文章から汲み取れますが少々オーバーラン気味(^^ゞ　まぁフレディ没翌年ですので無理も無いでしょうか。とりあえず興味のあった加筆部分（没後〜2005年まで)も後に控えているので我慢して読んだのですが、期待した加筆部分の記事はファンなら誰でも知っている内容ばかり…フレディ存命中のクイーンを紐解く本はあまたあれど、亡くなってからの情報が少なく期待していただけに落胆は大きいです。しかも加筆部分はどうやら著者ではなく、日本人によるものでしょう。 「本書は1992年に小社より刊行した「クイーン　オペラ座の夜」に加筆し、改訂版としたものです。なお、本書は、1992年発売の原本からの復刻印刷のため、本文中の読みづらい部分につきましては、ご了承下さい。」読み終わって、冒頭に書かれていた注意書きの意味がよぉ〜くわかりました。 全曲解説シリーズ　クイーン 2006年10月20日発売 シンコーミュージック・エンターテイメント 定価1,500円 + 税 正直、アルバム解説本は既に2冊所有していたこともあり、あまり期待はしていなかった。だが、INNUENDOの解説まではほぼ満足する内容と高品質でまとめられている。クイーンと青春を過ごした世代や憧れの次世代、共に満足できる解説本となっていると思う。 特に<フェリーフェラーの神業>のモチーフとなった画家の解説や1977年以来、世界中のクイーンファンの間で謎とされていた、あの「音」の正体が判明するあたりはスリリングだと思う。とにかく随所に逸話、秘話が満載な貴重なライブラリとなることは間違いない。 但し、「MADE IN HEAVEN」が除外されていることは納得出来ない。 解説本という特性からして筆者の私見が挟まれたことは反則ではないだろうか。内容が非常によかっただけに筆者のコメントが言い訳にしか聞こえない。そう、まるで「書きたいけど、この頃になるとフレディの行動は隠密でレコーティング秘話も逸話も見つからなかった」というのが本当の理由ではないだろうか。 フレディ・マーキュリー・ファイル 2006年12月10日発売 シンコーミュージック・エンターテイメント 定価3,000円 + 税 昔の記事の再掲とこの構成＆編集でこの価格はボッタクリと言われても仕方ないように思えます。途中から読むのが辛く中々進みませんでした。マニアかコレクター（にもならなと思いますが）以外の方にはオススメしません。 筆者が違う記事の寄せ集めだからでしょうか、何度も類似の話があり飽きます。おまけに公私混同としか思えないライターが度々登場し、文筆業を生業とするのであれば、もう少し冷静に文章を書いてもらいたい記事が度々読む気力を逸らします。また、たらればというか結果論からの強引な作り話のライターの記事もうんざりです。 そんな中で読み応えがあったのは、「証言：日本を愛したロック・スター」での事実に元づきフレディと直接関わりのあった日本人関係者の話は収穫です。また「クイーンのヴォーカリストであるフレディ・マーキュリーについて」での右近健一氏によるフレディのボーカリストとしての成長を各アルバム毎に解説した記事も目から鱗です。 [ QUEEN BOOK TOP ]